最初にうーちゃんを連れて行った病院は、以前飼っていたウサギを診てもらってた病院。評判が良いとか、そんな理由ではありませんでした。行き慣れている・・ということと、「野生動物・・」という看板があったから・・。親子3人でうーちゃんを連れて行きましたが、パパが犬と猫のアレルギーで、この日も病院に入ったとたんに「くしゅん!くしゅん!」とクシャミが止まらなくなりはじめました。
ということでパパとホノカは車で待つことに・・。
診察の結果、シコリの固さや場所を考えると腫瘍だろうということでした。良いものか、悪いものかは細胞を取って調べなくては判らなく、手術で取ってから病理検査にまわすか、手術前に注射器で細胞を取って調べるかのどちらかしなくてはならないと告げられました。
先生からは「ワンちゃんや猫ちゃんなら、すぐにデキモノは取りましょう。と言うのですが、ウサギさんの場合は麻酔のリスク、手術のリスク、術後の回復のリスクが付きまとうことから、手術をするかしないかは、良く考えて飼い主さんに決めて頂いてるんです・・。」と、そのリスクについて詳しく説明を頂きましたが、その口調からは、あまり手術に前向きな様子には見えませんでした。ウサギごときに・・という考えが奥底にあるような感じすらした私は、手術に対して不安を覚えました。
手術にかかる金額は入院費と病理検査費を除いて4万ぐらい。その他に手術中、術後に何かあった場合は、その処置(例えば点滴など)にかかる金額はプラスされていくということでした。私はこの小さな体を開いて、そのような高いリスクがある手術をするのが、とても可愛そうな気がしました。そこで手術以外に方法はないのか・・と尋ねると。「腫瘍が良いものであっても大きくなるようならば、ウサギさんは気にして、かじったりしていまうんです。」との答え。「やっぱり取ってしまわなきゃいけないんだ・・。」と思いながらも、すぐに結論をだせないで考えている私を見て、先生は「今日は腫瘍の大きさを計り、2週間後に大きさを比べましょう。それまでご家族と、どうするか考えてください。」とおっしゃって下さいました。
ウサギはストレスに弱い動物で、犬や猫と比較すると手術に際し、次のようなリスクを伴ないます。
■麻酔のショックにより術中に亡くなってしまう場合がある。
■血管が細く、点滴の針が入らない場合がある。
■手術のショックで腸の動きが止まってしまう場合がある。
■術後に食事を取らなくなってしまう場合がある。
*うーちゃんの場合は腹膜を開ける手術ではないので、体にかかる負担は比較的軽いであろうということでした。
うーちゃん、病院へ行く!